【BBQレポート】笑顔が繋いだ輪!りんぐすBBQ大会で深まった絆と最高の味!

秋風が心地よい季節、就労継続支援B型事業所「りんぐす」では、利用者さんと職員が一丸となって、心温まる一大イベント「りんぐすBBQ大会」を開催しました!

この日の目的はただ一つ。日々の作業から少し離れ、「とにかく利用者さんと一緒に楽しみながら食べる!」こと。そして、自然な交流を通じて、利用者さん同士の絆を深めていただくことでした。

ブログで皆様にご報告するのが楽しみで、少しでも当日の熱気と楽しさをお伝えできれば幸いです!

 

食欲が織りなす最高の時間!

レクリエーションといっても、特別なゲームや企画を用意したわけではありません。りんぐすが大切にしたのは、「共に創る時間」です。準備された食材を囲み、自然体で笑い合い、助け合う。これこそが、何物にも代えがたい最高の交流だと信じています。

【食材紹介】海と大地の恵みが大集結!

今回、りんぐす側で、みんな大好きなお肉や新鮮なお野菜、そして冷たいお茶やジュースをたっぷり用意しました。もちろんこれだけでも十分ですが、利用者さんの中には「これ持っていきたい!」と、個性豊かで豪華な食材や飲み物を持参してくださる方も。

その持ち寄りの品が、もうBBQのクオリティを格段に押し上げてくれました

なんと、ホタテ、エビ、イカ、サザエといった新鮮な海の幸が勢揃い!磯の香りが漂い、網の上でジュウジュウと焼ける様は、まさに贅沢の極み。さらに、スパムや旬のトウモロコシなど、バラエティ豊かな食材も加わり、テーブルの上はさながら夢のビュッフェとなりました。

プロの味!絶品「焼きそば」に舌鼓!

食材が豪華なだけではありません。この日のBBQを、忘れられない「最高の味」へと引き上げてくれた、特別なエピソードがあります。

それは、利用者さんの一人、飲食店での調理場勤務経験をお持ちの利用者さんが、みんなのために特製焼きそばを振る舞ってくださったことです!

焼きそばの鉄板を前に立つ利用者さんは、まさにプロの料理人の佇まい。動画に撮った、具材と麺を混ぜ合わせるその手つきは、迷いがなく、手際が良く、「この人は料理が本当に得意なんだな」と一目見ただけで伝わってくるほどでした。(動画は職員みんなで感動しながら見返しています!✨)

あっという間に完成した焼きそばは、香ばしいソースの香りが食欲を刺激し、口に入れた瞬間、全員が「美味しい!」と声を上げるほどの絶品。

得意なことを活かして皆に喜びを届けてくださった利用者さん、そしてその味をみんなで分かち合えたこと。この瞬間こそ、りんぐすが大切にする「強みを活かす」という理念が、レクリエーションの場でも自然と実現した瞬間でした。


喜びの輪を広げた、自然な「おもてなし」の心

「何かゲームをする」といった企画がなくても、交流が深まるのはなぜでしょうか?

それは、りんぐすの利用者さんが持っている、自然な優しさと、他人を思いやる心が、この場で存分に発揮されたからです。

BBQの最中、あちらこちらで「次、何飲む?」「これ焼けたよ、いる?」といった声が飛び交っていました。

誰に言われるでもなく、お互いのコップを見て飲み物を注いであげたり、焼き加減を見て声をかけたり。自然発生的な「おもてなし」の連鎖が、BBQという開放的な空間の中で、利用者さん同士の距離をぐっと縮めてくれました。

この、「相手を気遣う姿勢」は、日々の作業や、社会生活を送る上で非常に大切な要素です。レクリエーションを通じて、このような温かいコミュニケーションが生まれていることを、職員一同、大変嬉しく思いました。


「参加してよかった」の声が響く

今回のBBQで、職員の心に深く響いた、もう一つの大切なエピソードがあります。

それは、BBQの前日に利用を開始されたばかりの、ある利用者さんのことです。

新しい環境に慣れるだけでも緊張する中で、大人数でのレクリエーションへの参加は、きっと大きな不安があったことでしょう。BBQへの参加を少し迷われている様子もありました。

しかし、いざBBQが始まり、美味しい食事と、利用者さんたちの温かい交流の雰囲気に包まれるうちに、その方の表情は少しずつ和らいでいきました。

そして、BBQが終わるころには、他の利用者さんと笑い合い、すっかり打ち解けた様子。

「今日は参加するか迷ったけど、みんなと話せて、参加して本当によかった

そう、伝えてくださったのです。

この言葉を聞いたとき、りんぐすが目指す「安心できる居場所」「新しい自分に出会える場所」が、また一つ形になったと強く感じました。**新しい一歩を踏み出す勇気**と、それを受け止める仲間の温かさが、最高の形で結びついた瞬間でした。


繋がる「輪(リングス)」、深まる絆

今回のBBQ大会は、単に「楽しかった」という思い出だけで終わるものではありません。

豪華な食材をみんなで分かち合い、絶品焼きそばに感動し、そして、新しい仲間を温かく迎え入れることができた。

美味しいものを食べて笑い合っているうちに、利用者さん同士、そして利用者さんと職員の間に、「感謝と笑顔の輪」が、また一回り大きく広がったことを実感しています。

この「輪」こそが、りんぐすの名の由来とも重なる、私たちが最も大切にしているものです。

これからも、りんぐすは日々の作業支援はもちろんのこと、このようなレクリエーションを通じて、「共に働き、共に学び、共に成長し、自分らしく社会と繋がる」機会を大切にしていきます。


【編集後記】

みんなのコップに気づいて飲み物を注いであげる光景には、職員も思わず笑顔になっていました。

「誰かのために何かをする」という喜び、そして「美味しい」という感動を共有すること。このシンプルな喜びが、日々の生活の活力になると信じています。

今後もりんぐすでは、利用者さんの「なりたい自分」を応援するため、そして、より深い絆を育むために、様々な企画を実施していく予定です。どうぞご期待ください!

「就労継続支援B型事業所 りんぐす」は、これからも関わる全ての人に感謝と笑顔の輪を広げてまいります!