廃材がアートに!みんなで笑ったリース作りワークショップ

皆さん、こんにちは!✨ 

私たちの就労継続支援B型事業所から、心温まる楽しいワークショップの様子をお届けします!
今回挑戦したのは、なんと!畳を作るときに出る「廃材」を使った、オリジナリティあふれる「しめ縄風リース作り」です!🎍

「え?畳の廃材がリースになるの?」と驚かれた方もいるかもしれませんね。これが、本当に素敵に変身しちゃうんです!ただ作るだけではなく、みんなで力を合わせ、たくさんの笑顔と笑い声が生まれた、とっても充実した時間になりました。

このブログでは、そのリース作りの準備から完成までの道のりを、詳しく、そして親しみやすくご紹介したいと思います。ちょっと長いですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!😊

畳工場から生まれた奇跡の素材!「水に強い樹脂性の材料」の秘密

まず、今回使用した材料についてご紹介しますね。

「畳の廃材」と言っても、皆さんがイメージする「い草」とは少し違うんです。今回使ったのは、「水に強い樹脂性」の畳の材料
サンク・ラスタの畳工場の製造過程で出る廃材を使用します。
近年、ペットを飼っているご家庭や、水回りにも使えるように開発された、丈夫でカラフルな新しい畳の材料なんです。

この材料、紐状になっていて、しっかりとしているのに、ねじったり、曲げたりもしやすく、リースの土台にぴったり!しかも、水に強いので、玄関先など、ちょっと濡れるかもしれない場所に飾っても安心、という優れものなんです。

「もったいない」を「素敵!」に変える、環境にも優しいこのワークショップ。まさに、私たちの事業所の「個性を活かす」「新しい価値を生み出す」という理念にもぴったりな活動となりました。

笑いと集中力!みんなで協力する「土台作り」の巻

さて、いよいよリース作りのスタートです!
リース作りの第一歩は、土台作りから。この土台作りが、実は一番チームワークが必要で、エピソード満載だったんです。

1. 「何本だっけ?」のおしゃべりタイム!

まずは、紐状の材料を、土台の太さを決める「決まった本数」に分ける作業です。

みんなでテーブルを囲み、材料を一本一本数えていきます。「いち、に、さん、し…」と声を出しながら数えるのですが、利用者さん同士、とっても仲良しなので、ついついおしゃべりに花が咲いてしまいます。

楽しそうに会話していると…
「あっ、何本だっけ!?」という声が、あちらこちらから聞こえてきます

数えるのを中断して、また最初から数え直す利用者さんが続出!この光景に、職員も思わずニッコリ😊。

「数えているとおしゃべりできないね!」と、みんなで顔を見合わせて大笑い。この瞬間、「みんなで一緒に作業しているんだな」という一体感を改めて感じました。

2. BGMが生まれた瞬間!リズムに乗って作業はかどる🎵

さて、笑いの後は、みんなで「今度は集中しよう!」と、しんとして作業を再開。でも、ちょっと静かすぎると、かえって集中が続かないこともありますよね。

そんなとき、ある利用者さんが、素晴らしい提案をしてくれました!

「何かBGMかけましょうか!」

これにはみんな大賛成!
「私はあのアイドルの曲がいい!」
「僕はこの前のヒット曲!」
みんなのリクエスト曲を聞いて、すぐにスマホで音楽を流してくれました。

お気に入りの曲が流れると、みんなの表情がパッと明るくなり、まるで魔法がかかったかのように、作業がスイスイと進み始めました!音楽のリズムに乗って、材料を数える手もリズミカルに。

好きな音楽の力ってすごいですね!作業効率がアップしただけでなく、みんなの気持ちがさらに一つになった瞬間でした。

3. 「ねじって回す!」合言葉でチームワーク!💪

決まった本数に分け終わったら、次は「ねじる作業」です。これをねじり合わせることで、丈夫な太い一本の縄のような土台ができます。

この作業は、3人1組のチーム戦!
材料を3つの束に分け、それぞれが自分の束を持ち、「左右どっちにねじるか」の方向を合わせてねじっていきます。

始めは、「あれ?どっちに回すんだっけ?」と、あっちにねじったり、こっちにねじったりで、悪戦苦闘!材料が絡まって、またみんなで大笑い!

でも、そこはチームの力!
「右にねじって!」「OK、じゃあ、そのまま回すよ!」と、3人で声を掛け合い、力を合わせるうちに、だんだんとコツを掴んできました。

そして、いつの間にか、作業場には、みんなの息の合った「ねじって回す、ねじって回す!」という、まるでリズムのような、テンポのいい掛け声が響き始めました。これはまるで、スポーツの練習や、お祭りのお囃子のよう!

この作業を通して、自然と協力し合える。「ものづくり」には、人の心を繋ぐ力があるんだなと、職員も感動した瞬間でした。

4. 世界に一つの土台、完成!🌈

こうして、太くねじり合わせた材料を、好きな大きさの円にします。

「私はちょっと小さめの、可愛らしいサイズにしようかな」
「僕は玄関に飾るから、大きめでインパクトのあるサイズがいい!」

それぞれのイメージに合わせて円を作り、最後にしっかりと紐で結んで、余った材料をハサミでカットしたら…個性豊かな、世界に一つしかないリース土台の完成です!

みんなで協力して作った土台は、どれも手作りの「味」があり、表情豊か。まっすぐ完璧な形ではないからこそ、「温かさ」と「特別な魅力」が詰まっています。この土台を見ているだけで、なんだか心がホッと温かくなりました。

🎨アートな感性が爆発!楽しい「飾り付け」の巻🎨

土台が完成したら、いよいよクライマックス!飾り付けの作業です!

ここからは、みんなの「アートな感性」が爆発する、一番楽しい時間!✨

テーブルには、色とりどりの造花や、華やかな柄の「畳縁(たたみべり)」など、たくさんの飾りが並べられました。

1. 膨らむイメージ!「色の魔法」に夢中✨

まずは、メインとなるお花選び。このお花の色や種類で、リースの雰囲気がガラッと決まります。

そして、選んだお花に合わせて、どの色の土台にするか、どんなパーツを合わせるかを選んでいきます。

この作業が、本当に楽しいんです!

  • 「この赤い椿には、濃い緑の土台が合う!モダンでかっこいい感じになる!」
  • 「白いお花に薄いベージュの土台を合わせると、ナチュラルで優しい雰囲気だね!」
  • 「土台の色で、リースが『お正月用』になったり、『クリスマス風』になったり、全然雰囲気変わるね!」

利用者さんの口からは、まるでプロのデザイナーさんのような、色彩やデザインに関する言葉が次々と飛び出しました!

さらに、「このキラキラしたパーツをプラスしたら、もっと可愛い!」と、どんどん新しいアイデアが生まれてきます。みんなの頭の中で、完成のイメージが風船のように大きく膨らんでいく様子を見て、職員もワクワクが止まりませんでした。

2. 初めての挑戦!グルーガンで広がる可能性!🔥

イメージが固まったら、いよいよ飾りを土台に固定していきます。ここで登場するのが、「グルーガン」という、熱で溶かした樹脂(グルー)でパーツを貼り付ける道具です。

グルーガンを使うのが初めての利用者さんも多く、「熱いから怖いな」「細かい作業は自分には難しいかも…」と、最初はちょっぴり不安そうな声もありました。

でも、職員が使い方を丁寧に教え、実際にチャレンジしてみると…

「あれ?思ったより簡単!」
「自分で貼れると、イメージ通りになって楽しい!」

一度やってみると、どんどん楽しくなってきて、もう夢中!

ある利用者さんは、休憩時間になるのも忘れて、一つ一つのパーツを、「ここに付けたら可愛いかな?」「ちょっと斜めにしてみようかな?」と、真剣な顔で、しかし心から楽しそうに作業を続けていました。

「難しい」と避けていたことでも、実際にやってみたら「できた!」「楽しい!」に変わる。この「成功体験」こそが、自信に繋がり、次へのチャレンジ精神を育ててくれる、大切な瞬間だと改めて感じました。

3. 予想をはるかに超えた!個性あふれるリースの大集合!

そして、ついに完成です!

みんなが作ったリースをテーブルに並べてみると…

「わあ!すごい!」と思わず声を上げてしまうほど、圧巻の光景が広がりました。

お正月飾りのしめ縄リースはもちろん、
クリスマスにも飾れそうな華やかなリース
色合いを工夫してオールシーズン飾れるようなナチュラルなリースなど、

同じ材料、同じ工程で作ったはずなのに、一つとして同じものがない、本当に個性豊かで素敵なリースが大集合したのです!

みんなで、「これがあなたの作ったリース?素敵だね!」「この色合わせ、センスがいいね!」と、お互いの作品を褒め合い、完成の喜びを分かち合いました。

利用者さん一人ひとりの「好き」や「得意」が、このリースの中にぎゅっと詰まっている。そんなことを感じさせてくれる、素晴らしい作品となりました。

🤝ワークショップの向こうに広がる「未来」🤝

今回のリース作りワークショップは、ただ作品を作るだけでなく、私たちにとって、たくさんの気づきと喜びを与えてくれました。

  • コミュニケーションの大切さ: 数を数えるときのおしゃべり、ねじる時の掛け声、作品を褒め合う言葉。たくさんの会話が、みんなの心を繋ぎました。
  • 新しい挑戦と成長: 初めてのグルーガンに挑戦し、「できた!」という自信を掴んだこと。これは、作業以外の日常生活にも必ず活きてくる大きな一歩です。
  • 個性の尊重と表現: 飾り付けの工程で、それぞれの「好き」や「センス」を自由に表現し、それが素敵な作品となって形になったこと。あなたの個性は、素晴らしい宝物なんだよ、と改めて教えてくれました。

そして、この世界に一つしかない素敵なリースたちは、**「デザインゴールズ×ロコステフェスティバル」**で販売されました!🎪

たくさんのお客様に、みんなの努力と個性が詰まったリースを手に取っていただけたようです。その**販売の様子やフェスティバルの熱気**については、**次回のブログでお届けする予定**ですので、どうぞお楽しみに!

これからも、私たちは、利用者さん一人ひとりの「できること」「やりたいこと」を大切にしながら、楽しく、そして地域に貢献できるような活動を企画していきます。

「就労継続支援B型事業所」は、ただ作業をする場所ではありません。「自分らしく輝ける場所」「新しい自分に出会える場所」です。

興味を持っていただけた方、見学をご希望の方は、どうぞお気軽にご連絡くださいね!

今回のワークショップレポートが、皆さんの心に温かい何かを届けられたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

また次回のブログでお会いしましょう!👋