紙を積み上げてチームの力を実感!りんぐす流ワークショップ
こんにちは!就労継続支援B型事業所りんぐすのブログへようこそ。
今回は、りんぐすで実施したユニークなワークショップ「紙積み上げチャレンジ」の様子をご紹介します!
ただ紙を積み上げるだけではありません。最初に「性格分析」を行い、自分自身の特性を知るところからスタートする、チームワークと発想力が試される内容になっています。
スタートは性格分析から!
今回のワークショップには、利用者さん2名と支援員2名が参加。まずは簡単な性格分析シートを使って、それぞれの性格タイプをチェックしました。
この性格分析では、「慎重派」「直感型」「協調性重視」「挑戦タイプ」など、自分の特性を客観的に把握することができます。
自分自身を知ること、そして他者との違いを理解することは、チームで協力する上でとても大切です。
分析結果を参考にしながら、支援員1名+利用者1名のペアで2チームを編成。お互いの個性を活かせるような組み合わせで、準備は万端!
作戦会議からスタート!ただしルールは一筋縄ではいかない…
今回のチャレンジのルールは以下の通り
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各チームにA4サイズの紙を10枚ずつ配布。
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3分間の作戦タイムで、積み方や役割分担を相談。
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作業時間は5分間。高く積み上げた方が勝利!
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紙を折ったり切ったりしてもOK。ただし「はさみ」が使えるのは、じゃんけんで“あいこ”が3回連続で出たチームのみ!
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作業中は仕切りで相手の様子が見えないようにし、音や声だけが頼り。
この「じゃんけんあいこチャレンジ」が、ゲームを一気に盛り上げます!
はさみが使えるかどうかで戦略は大きく変わるため、単なる運試し以上の意味を持ちます。
勝利の鍵は“あいこ”?じゃんけんで運命が分かれる!
作戦タイムの後、いよいよチームごとにじゃんけん勝負!
両チームとも真剣な面持ちでじゃんけんを繰り返します。
そして――見事、島野チームが3回連続であいこを達成!
島野チームには“はさみの使用権”が与えられました!
一方、赤澤チームは惜しくも条件クリアならず。紙を折る・丸めるといった加工のみで挑戦することに。
これは戦略に大きな差が出ます。
制限時間5分の頭脳戦スタート!
いよいよ紙を積み上げるチャレンジが始まります。仕切り越しに相手の声がちらほら聞こえますが、直接見ることはできません。
聞こえてくる音や会話から、相手がどんな積み方をしているのか、どれくらいの高さまでいっているのかを想像しながらの挑戦です。
**島野チームははさみを駆使して、四角をベースに紙を切ったり折ったり、組み立てるようにして塔のような構造を目指します。**
工夫を凝らして安定感のある土台を作り、そこから高さを出す作戦です。
**赤澤チームは、三角をベースにシンプルながらバランスを意識して紙を折ったり巻いたりしながら積み上げていきます。**
途中で何度も崩れそうになりながらも、声をかけ合って粘り強く挑戦しました。
結果発表!勝ったのは…
5分間の積み上げタイムが終了し、いよいよ仕切りを外して結果を確認!
勝利したのは、島野チーム!
はさみを手にした島野チームは、その利点を活かして見事にバランスと高さを両立させた構造を作り上げ、堂々の勝利をおさめました!
赤澤チームも大健闘。限られた条件の中で最後まで諦めずに取り組みました!
普段の関係性がチームワークに表れたワークショップ
今回のワークショップを通して、どちらのチームも一致団結して取り組む姿がとても印象的でした。特に、仕切り越しに相手の様子を想像しながら挑むという制限の中でも、最後まで和気あいあいとした雰囲気の中でチャレンジを楽しんでくれました。
自然に協力し合える関係性ができているのは、普段からりんぐすでコミュニケーションを大切にしているからこそだと、改めて日々の積み重ねの大切さを感じる時間にもなりました。
これからもりんぐすでは、“楽しさの中に学びがある”活動を通して、利用者さん一人ひとりの力を引き出していけるような場をつくっていきたいと思います。
リングスでは、こうした「楽しく、学べる」ワークショップを定期的に開催していきます。
作業だけでなく、体験を通じて自己理解や他者理解を深めることは、社会で働く上でもとても大切なことです。
次回のイベントもぜひお楽しみに!
それではまた、次回のブログでお会いしましょう。