夏を乗り切る工夫 ― りんぐすの暑さ対策をご紹介します
皆さま、こんにちは。
倉敷市にある就労継続支援B型事業所「りんぐす」です。
毎年のように「今年の夏は例年よりも暑い」と言われるほど、近年の夏は厳しい暑さが続いています。炎天下の外はもちろんのこと、室内であっても作業を続けていると汗が流れ、体力を消耗してしまいます。特に私たちの事業所では、畳工場での検品作業やシーラー作業といった少し動きのある作業から、サンプル帳作りや内職といった座り仕事まで、さまざまな作業が行われています。
利用者さん一人ひとりの体調や特性も異なるため、私たちは「安心して作業に取り組める環境づくり」を大切にしています。その中でも、この夏を無事に乗り切るためには 暑さ対策 が欠かせません。今日は、りんぐすが実際に行っている暑さ対策について、具体的にご紹介してみたいと思います。
① 空調服の導入
まず一つ目は、「空調服」です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、服に小さなファンが取り付けられていて、バッテリーで稼働しながら常に風を送り込んでくれる作業着です。りんぐすでは畳工場の作業時にこの空調服を導入しています。
「これがあるだけで全然違う!」
「汗が出ても風が当たるから快適」
といった声が聞かれています。
畳の検品や原料補充はどうしても動きが多くなり、汗をかきやすい作業です。そんな時に空調服を着ていると、体感温度が下がり、体力の消耗を防いでくれます。
② ビニールカーテンで仕切られた検品台
次にご紹介するのは「透明なビニールカーテンで仕切られた検品台」です。
工場内の検品台の周辺には、空調を2台設置し、涼しい風がしっかりと流れるようになっています。その空調効果を逃がさないために、周囲を透明なビニールカーテンで囲い、まるで簡易的な冷房ルームのような環境を作っています。
透明なビニールなので、中で作業している様子は外からも確認でき、職員の目も届きやすい工夫になっています。ぶつかっても柔らかい素材のため安全で、安心して作業に取り組めます。
暑い夏の作業を少しでも快適にするための工夫として役立っています。
③ 首に巻く“凍らせたアイテム
さらに効果的なのが「首に巻く凍らせたアイテム」です。
冷凍庫で凍らせてから首に巻くだけで、首元をひんやりと冷やしてくれます。空調服との併用で効果は倍増。体全体がすっと楽になる感覚があり、炎天下の移動やクーラーの効きにくい場所での作業にも重宝しています。
「最初はちょっと冷たすぎるけど、慣れると気持ちいい」
「午後からはこれがないとしんどい」
といった声も聞かれ、夏場には欠かせないアイテムになっています。
④ スポットクーラーの活用
工場内の一部、例えばシーラー作業を行う場所などは、通常のクーラーが設置できない環境もあります。そんな場所では「スポットクーラー」を導入しています。
大きなホースのような吹出口から冷風を直接届けるタイプで、ピンポイントで涼しさを感じられるのが特徴です。特に熱気がこもりやすい場所では、スポットクーラーがあることで「もう少し頑張れる」と思えるほど効果的です。
⑤ こまめな水分補給の呼びかけ
どんなに設備が整っていても、忘れてはいけないのが 水分補給 です。
作業に集中しているとつい水分を取ることを忘れてしまう方もいるため、職員からも定期的に声掛けを行っています。
「そろそろ水分を取りましょう」
「一口だけでも飲んでくださいね」
といった呼びかけは、一見すると些細なことですが、熱中症を未然に防ぐ大切な取り組みです。
特に畳工場はどうしても温度が高くなりがちなので、作業の合間にしっかり休憩をとり、冷たいお茶やスポーツドリンクで水分補給をするように心がけています。
⑥ 体調に合わせて働く場所を選べる仕組み
最後に大切なのは「体調に合わせて働く場所を選べる仕組み」です。
りんぐすでは、「無理をしない」ことを何よりも優先しています。例えば、体調が優れない日は工場ではなく事業所内での内職やネット販売の作業に切り替えることができます。また、「午前は事業所で、午後は工場で」といったように、その日の体調や気温に応じて作業場所を柔軟に選べる体制を整えています。
利用者さんご本人が「今日は少し暑さがつらい」と感じたときに、その気持ちを尊重し、働き方を調整できることは、安心して通所を続けてもらうためにも欠かせません。
暑さ対策から見える「りんぐす」の想い
ここまで、りんぐすの暑さ対策を6つご紹介してきました。
一見すると「便利な道具」や「設備の工夫」のように見えるかもしれません。しかし、その根底には「利用者さんが安心して過ごせるように」という職員一同の思いがあります。
暑い夏を安全に乗り越えることはもちろん大切ですが、それ以上に「ここに来ると安心できる」「自分のペースで働ける」と感じてもらえることを私たちは大事にしています。
利用者さんの体調や希望に寄り添いながら、その日その時に合った環境を整えること。それが、りんぐすの考える“働きやすさ”であり、これからも続けていきたい取り組みです。
おわりに
今年の夏も厳しい暑さが続きますが、りんぐすではこうした工夫を取り入れながら、利用者さんと一緒に安全に、そして少しでも快適に日々を過ごしていきたいと考えています。
もしこの記事をご覧いただいている方の中で、「りんぐすってどんなところだろう」「どんな雰囲気なのかな」と気になっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お気軽に見学にお越しください。暑い中でも、笑顔で作業している利用者さんや、それを支える職員の姿をご覧いただけると思います。
これからも利用者さんにとって安心できる環境を整え、地域の皆さまに支えられながら活動を続けてまいります。